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2013年7月11日木曜日

アメリカスカップとそれをサポートする日本企業

世界で最も歴史あるスポーツトロフィー、ヨットのアメリカスカップがサンフランシスコ沖でスタートしました。



サッカーのワールドカップの第1回が1930年、
自転車のツール・ド・フランスの第1回が1903年、
近代オリンピックの第1回が1896年、
テニスのウィンブルドンの第1回が1877年ですから、各スポーツとも長い歴史がありますが
アメリカスカップの第1回は、なんと1851年。
162年も続いている最も伝統あるスポーツといえます。

ただ、サッカーやテニスと違い、ヨットレースということで
ヨット競技自体がマイナーな日本ではまだまだ馴染みがありませんが、
欧米ではかなり人気があります。

歴史と伝統あるレースですので、記録も武勇伝もたくさんあります。

第1回アメリカスカップを叡覧された時のビクトリア女王陛下が
「勝ったのはどの船か?」と訊ねられると、関係者が「アメリカ号でございます。」と回答した。
「では2位はどの船か?」との質問に対しては、
「陛下、2位はございません。(Your majesty, There is no second, Sir)」と答えた、
なんていう逸話があります。
アメリカ号が勝ってカップを持って行ったことから、アメリカスカップというわけ。
あの紅茶で有名なリプトン卿もカップ奪還のために何度も挑戦し続けた、との由。
カップにリップをつけ損なったリプトン(1901年 第2回目の挑戦時の風刺絵)

「2位じゃダメなんですか」なんて言う、どこかの国とは桁外れの執念が
その後の国(正確にはシンジケートと呼ばれるヨットクラブ)同士の技術と誇りを賭けた
ガチンコ勝負のヨットレースを続ける原動力となって、今に至ります。
今回で34回目の大会です。

そんな素敵なレースを知ったのは、中学生の頃でしたか。
1992年の第28回アメリカスカップをTBSが放送したので知りました。
実は92年、95年、2000年と3回にわたって、日本も「ニッポンチャレンジ」という名前で
艇を造って出場してたんですよ。
受験前にもかかわらず、アメリカスカップに魅せられてしまった。
このニッポンチャレンジ艇、蒲郡駅とラグーナ蒲郡で見ることができるようです。

2000年の大会以来、残念ながら資金不足で日本からの挑戦はありませんが、
日本にとってマイナースポーツであるにもかかわらず
お金を出している日系企業があります。

チームニュージーランドにはトヨタ、
オラクルチームUSAにヤンマー、
大会にはパナソニックが映像機器を提供しています。

トヨタとパナソニックは現地法人が協力しているようですが
ヤンマーは日本本社がチームにマリンエンジン等を提供しているとのこと。素晴らしい。
目立たない所でもキッチリ協力している企業には好感が持てます。

ヤンマー企業CM
ニッポンチャレンジが頑張った時とは艇の形状も技術も違うものとなってしまいました。 日本の再挑戦は今は現実的ではありませんが、 いつか再びこの素晴らしいヨットレースに出場できることを願っております。

参考サイト 公式ページ http://www.americascup.com/ America's Cup http://homepage2.nifty.com/arumukos/yachting/americascup/cup.html アメリカスカップ観戦記 ニッポンチャレンジ艇の行方 http://blog.livedoor.jp/americas_cup/archives/337725.html ラグーナマリーナ http://www.laguna-gamagori.co.jp/marina/facility/japan/ ヤンマー プレスリリース http://www.yanmar.co.jp/news/2013/0214.html かぜのたより アメリカズカップ情報編 http://kazenotayori.air-nifty.com/americascup/